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~てあげる

「~てあげる」はわたしの気になる表現の一つです。

日本語教育では、大多数の本に動植物には「~てやる」を使うとなっています。
学習者さんたちにもそう教えています。

今日読んだインターネットの記事です。
ゴキブリを寄せ付けない方法について書かれたものです。

流しの下など、湿気のたまりやすい所は湿気がたまらないように気をつけることが重要だとあります。

そのあと

扉をあけて風を通してあげるといい。
扇風機などを使ってあげるといい。

(原文とは少し違います)

「風を通してあげる」の対象は何か
「扇風機を使ってあげる」誰に使うのか

まさかゴキブリじゃないですよね。
対象は「流しの下」ですね。

「流し」は動植物ではなく、無情の「物」です。
その「物」にわざわざ恩恵の「~てあげる」を使う必要があるのかという疑問です。

「風を通す」「扇風機を使う」行為をする人は読者である「あなた」です。
これを書いた人は、わたしはあなたに対して何かをしてあげると勘違いしたのでしょうか?

そうでもないですね。

おそらく「~てやる」はぞんざいな感じがして「~てあげる」がいいと大多数の人が感じているのと同じ気持ちで書かれたのでしょう。
百歩譲って「動植物」に「~てあげる」を使用するのを許します。
(本当はいやですが、そう言っても世間では使っているし、日本語教師の中でもいいんじゃないという意見がありますので)

でも「もの」に対してまで使用されると、日本語の授受に関する恩恵の気持が崩れてしまいます。

学習者さんにどう説明すればいいのか・・・

また悩みが増えました。






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テーマ : ことば
ジャンル : 学問・文化・芸術

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台湾で日本語教師をしています。
中国語に悪戦苦闘の毎日を送っています。

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