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お勧めされた

久しぶりの日記です。

「これ、へんな日本語だ」と思っても、すぐに普通になってしまってここに書くべきかどうか迷っています。

お勧めされたのがこれなんです

これは、ある歯磨きのCMです。

謙譲語は、お/ご+動詞+する
尊敬語は、お/ご+動詞+になる

「お勧めする」は謙譲語。
~されるは使役。
「謙譲語+使役」という形があるのでしょうか?

謙譲語は自分の行為について言います。
使役は行為する人間は自分ではありません。
この場合
勧めた人は歯科医なので尊敬語使用→ お勧めになる
勧められた人は私なので受け身→ 勧められる 
歯医者さんが私にこの歯磨きを使えと命令した場合は使役を使うこともあります。
患者にこれを使わせる。

(わたしが歯医者さんに)勧められたのがこれです。
または、
(わたしが歯医者さんに)お勧めいただいたのがこれです。
歯医者さんが主語の場合は
(歯医者さんが私に)お勧めになったのがこれです。

といえば、へんじゃないんじゃない?



テーマ : ことば
ジャンル : 学問・文化・芸術

7歳の子供のことば遣い

昨日テレビを見ていて、感心しました。

7歳の人気子役が、「野菜が食べられません」「果物がが食べられません」
と、教科書通りの日本語を話していて感心しました。
受け答えがしっかりしていて、親御さんがいいしつけされているのだと思います。

そこへ果物が好きでない子供に対して、大人が言った言葉にがっくり。
「今はいいけど、大人になるまでにちゃんと果物を食べれるようにしないといけないよ」。
まるで説得力なし

最近、人が話していることばに「サブタイトル」で「教科書通りの日本語」に変換したものを流しています。
視聴者に今、話している人に日本語は間違っていますよと知らしめてくれているのでしょうか。
芸能人ならいいと思うのですが、一般の人がインタビューに答えているのまでしなくてもという気もしますが。

「ら抜きことば」に市民権は与えないという風潮が出てきたことなんでしょうか。
私の立場からすると、うれしいことです。

テーマ : ことば
ジャンル : 学問・文化・芸術

心が折れる

「おばちゃんの心を折ったらあかんと思って、否定しなかった」
カフェで近くの席からふとこのことばが聞こえてきました。
そして昨日、ある新聞の記事の見出しに
「心が折れた」(救急医療現場の医師) とありました。

この成語はまだ日本語国語辞典には出ていないのですが、インターネットの新語辞書
(http://www.kw-guide.jp/index.html)にはあります。

意味はわかりますが、どうも座り心地の悪い成句です。
なぜ、しっくりこないのか・・・

「心」は物理的に折ることができないからでしょうか。
慣用表現の「~が折れる」の例は
・骨が折れる
・腰が折れる
・相手が折れる など
これらは本当に折ることができ(できそう)ます。
「翼の折れたエンジェル」という歌の歌詞があったのを思い出しました。

語源は格闘技界だそうですが、ただ「くじける」といより「精神的な」ニュアンスを付け加えた表現に思います。
カフェで聞こえたきたのは、20代前半の女性が言ったことばです。
この使い方は「傷つける」という意味だと想像しています。
早くも使い方のバリエーションが出てきているんですね。

個人的には好きな表現ではなく私が使うことは今のところありませんが、オリジナルはうまい比喩表現だと思います。
定着しそうな予感・・・



テーマ : ことば
ジャンル : 学問・文化・芸術

ゆる可愛い

こなれたカーゴをゆる可愛くはくのが気分

これはある通販カタログの商品説明です。
「ゆる可愛い」をぐぐってみると、なんと720,000件ヒットしました。
「ゆる」と「可愛い」にヒットしているだけのものもあると思いますが、けっこう使われていることばなんですね。
ファッション用語として使われているようです。

「ゆったりとした服で、なおかつ可愛い」という意味だと想像できますが、私はこのことば好きになれません。
それと「はくのが気分」の後ろの省略も気になります。

あえて、このコピーを誰にでもわかる日本語に直すと
「この夏は、はきなれたカーゴをゆったりと可愛くはく・・・」
となるのでしょうか。
これじゃ、売れないですか?

テーマ : ことば
ジャンル : 学問・文化・芸術

~がち

「~づらい」に次ぎ耳ざわりなことばに「~がち」があります。

今日テレビをつけた瞬間聞こえたのは、「ふつうのゴミだと思われがちなこのようなゴミ・・・」
観たい番組ではなかったので、チャンれるを変えたのでこのあとのことばはわかりません。

名詞+がちは、どの名詞があらわす状態になりやすい、その性質がかなりある。
例)母はこのところ病気がちです。
このごろ、雨がちの日が続いている。
慣用的に伏し目がち、遠慮がち、留守がち・・・

動詞ます形(連用形)+がちで、意図していないがそうなってしまう、そういう傾向にあるという意味でマイナス評価のときに使われるのが本来の使い方です。
インターネットをしていると、ついついポテチに手が伸びがちになってしまうので、気をつけなきゃ。
冬はどうしても家の中にこもりがちになる。

最近テレビで聞くのはマイナス評価ではなく、「~やすい」という感覚で使われています。
「マイナス評価」でなく使われるので、耳障りに感じるのだと思います。
「~にくい」にかわって「~づらい」、「~やすい」にかわって「~がち」が使われるようになりつつあるのでしょうか。
日本語を教える身として、学生に説明しづらくなってきました。
「違いは、マイナスイメージがあるかないかです。」と言っていたのに・・・

「見がち」でぐぐってました。
1.「よくぞろ目タイムを見がちである」
2.「最近、幻覚を見がちなのです」
3.「アメリカばかりを見がち
4.「幼く見られがち

1.は、ぞろ目タイムをよく見ることが、よくない傾向とは言い難いので?と感じます。
2.は、幻覚をよく見ることは確かによくない傾向です。なんとなく違和感が残るのは、「つい」とか「うっかり」「てしまう」などのことばがついていないからなんでしょうか?)
3.4.は上記のようなことばがついていませんが、違和感がありません。
文脈から2はマイナスイメージがないからでしょうか。

2に対して違和感を感じるのは、私だけなんでしょうか。
わからなくなってきました。

どうしてこのような言い換えが増えてきたのか、そこが疑問です。
たとえば「~にくい」は「見にくい」と「醜い」との違い分けから、「見づらい」に言い換え、それが汎用されるようになったのではないかと推測できますが、「~がち」はよくわかりません。

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

Author:隊長
台湾で日本語教師をしています。
中国語に悪戦苦闘の毎日を送っています。

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